3種類のベンチプレスで厚い胸板を手に入れろ

厚い胸板…トレーニーなら誰もが欲しいと思いますよね。 

さらに、女性ならバストアップを目的にしている人も多いのではありませんか? 

今回はその無数ある大胸筋のトレーニングの中でプレス種目を解説したいと思います。 

大胸筋は主に「上部」「中部」「下部」の3つに分けることができます。それぞれを分けて鍛えることによってより大きな効果が期待できます。 

さらに、プレス種目はコンパウンド種目と呼ばれるトレーニングであり、コンパウンド種目とは多関節を使って行うトレーニングです。 

ベンチプレスは肩関節と肘関節を使うので、大胸筋の他に三角筋や上腕三頭筋が鍛えられることができます。 

  • ベンチプレス(中部) 
  • インクラインベンチプレス(上部) 
  • デクラインベンチプレス(下部) 

ベンチプレス 

ウエイトトレーニングの基礎であり、また、最も有効性の高いバーベルを使ったトレーニングです。

両手でウエイトを扱うことができるので、高重量を使ったトレーニングができます。

ベンチプレスは主に大胸筋中部が鍛えることができます。 

[やり方とフォーム] 

  1. フラットベンチに仰向けになって寝る 
  2. 目線の高さにバーベルがくるように調整して寝る 
  3. 肩甲骨を寄せて、背中にアーチを作る 
  4. バーベルを肩幅の1.5倍分ほど外側を握る 
  5. 両足は床、お尻はフラットベンチ、共にしっかり付いていることを確認する 
  6. ラックからバーベルを外し、息を吸ってからゆっくりとバストトップの位置に下ろす 
  7. 胸に意識をしながら、勢いをつけずに素早くバーベルを持ち上げる 
  8. これの繰り返し 

[注意点] 

③を必ず行わないと肩を痛めてしまうリスクがあります。

また、バーベルを強く握りすぎず、手首を返さないようにしましょう。

バーベルを強く握ると胸ではなく手の平に意識を置いてしまいます。

また、手首を返さない理由としては、手首の怪我予防とバーベルを落として、怪我へ繋がる可能性を減らす為です。 

インクラインベンチプレス 

アジャストベンチを約30〜45度に調節して行います。角度をつけることで、大胸筋上部を鍛えることができます。 

[やり方とフォーム] 

  1. アジャストベンチ台を約30〜45度に設定する 
  2. 目線の高さにバーベルがくるように調整して寝る 
  3. 肩甲骨を寄せて、背中にアーチを作る 
  4. バーベルを肩幅の1.5倍分ほど外側を握る 
  5. 両足は床、お尻はフラットベンチ、共にしっかり付いていることを確認する 
  6. ラックからバーベルを外し、息を吸ってからゆっくりと鎖骨の位置に下ろす 
  7. 胸に意識をしながら、勢いをつけずに素早くバーベルを持ち上げる 
  8. これの繰り返し 

[注意点] 

鎖骨までバーベルをしっかりとおろし、大胸筋にストレッチをかけましょう。

ベンチプレスと同様に背中のアーチを崩さず、手首を返さない様にしましょう。 

バーベルは指先ではなく、手首付近で扱いましょう。 

デクラインベンチプレス 

デクラインベンチプレスはインクラインベンチプレスと真逆のトレーニングです。

アジャストベンチ台またはデクラインベンチ台を使いましょう。大胸筋下部を鍛えることができます。 

[やり方とフォーム] 

  1. アジャストベンチ台またはデクラインベンチプレス台を10〜20度に設定しましょう。 
  2. 目線の高さにバーベルがくるようにしましょう 
  3. 肩甲骨を寄せて、背中にアーチを作る 
  4. バーベルを肩幅の1.5倍分ほど外側を握る 
  5. 両足は床、お尻はフラットベンチ、共にしっかり付いていることを確認する 
  6. ラックからバーベルを外し、息を吸ってからゆっくりと鎖骨の位置に下ろす 
  7. 胸に意識をしながら、勢いをつけずに素早くバーベルを持ち上げる 
  8. これの繰り返し 

[注意点] 

頭が床に傾いているので、バランスが取りにくくなっています。

はじめはスミスマシンで行うことをオススメします。

スミスマシンは軌道が決まっているので安全にトレーニングを行う事ができます。

パワーラッグの場合は軽めの重さからフォームを身に付けましょう。 

まとめ 

ベンチプレスと言ってもこんなに種類があります。

イスの角度を変えるだけで、大胸筋の上中下と鍛える事ができるので、是非試してみてください。 

自宅トレーニングで必要な考え方やモチベーション

「トレーニングをしてみたけど効果がでなかった。」「自宅で手軽にと思い、始めたけど三日坊主で終わってしまった。」 

そんな方はぜひ読んでいただけると嬉しいです。 

ここでの自宅トレーニングは基本的に自体重や簡単な器具(軽いダンベルやチューブなど)を使ったトレーニングとします。 

ある程度トレーニングの仕方を調べたけど、それでも結局フォームが分からないといった方はジムに通っていただきトレーナーの指導の下トレーニングを受けることをオススメします。 

「トレーニングはある程度のレベルでできているけど続けられない」方へのアドバイスとなります。 

続かない人へのモチベーション維持の考え方 

では最初に続けられない方へ向けてなのですが、『短期間で成果を出そうとし過ぎてはいないでしょうか?』 

ここはすごく重要なポイントです。 

人の体は短期間で簡単には変わりません。過度な食事制限をすれば痩せることはできてもリバウンドのリスクは非常に高いですし、いくら筋トレを 

取り入れたとしても筋肉が落ちてしまうリスクもあります。 

更に健康的な生活にも支障をもたらす可能性があります。 

また筋肉を付けることは脂肪を落とす以上に時間がかかります。 

そして自宅トレーニングはジムやパーソナルトレーニングに比べるとトレーニング効率落ちてしまう傾向にあります。 

なので、無理をして短期間で成果を出そうとせずに1年、もしくは短くても半年のスパンでトレーニングに取り組んで下さることをオススメします。 

ただ、まったく成果を感じないのもつまらないですよね。 

なので成果を『体重』ではなく『トレーニング』に持って行ってはいかがでしょうか? 

例えば「スクワットを103セットしかできなかったのが、1か月後には153セットできるようになった。」 

のように回数や重量、フォームで成長を確かめられるようにするのです。 

この小さな成長を1年続けることができれば大きな成長になることでしょう!自宅のトレーニングでは物足りなくなっているかもしれませんね。 

そして栄養にも気を配りましょう。 

揚げ物やハンバーガーなどを1年間一切食べないなんて難しいと思います。 

なので平日の食事はできるだけ高たんぱく低脂質を意識して休日は少し好きなものを食べる。 

のように無理のない範囲で高たんぱく低脂質を取り入れていきましょう。 

これだけでトレーニングが続かず1年間なにもできなかった自分や、2ヶ月で痩せたけどリバウンドしてしまった自分より 

絶対に健康的で良い体になっています。 

無理はし過ぎず気長にボディメイクしていきましょう! 

私の目標は去年の自分を超えること。 

スクワットの重量でも、懸垂の回数でも何でもいいので去年より成長していればそれでいいのです。 

皆さんもぜひ参考にして頂けると幸いです。 

モチベーション維持のコツ 

ここまでで長期的なトレーニングの重要性は理解していただけたと思います。 

ここからはコツやあったらいいなと思うアイテムなどを紹介していきます。 

携帯やノートにメモ(トレーニングノート)を残す。 

どのトレーニングを、どの重さで、何回何セットできたのかを記録として残しておくので す。 

そうすることで3ヶ月、半年と経った時に見返すことで成長を目で見て確認することができます。 

目標を公言する。 

これは周りのご友人やご家族に公言することで、継続しやすくする方法です。 

目標は申し上げた通り、「半年間はトレーニングをする。」のような期間に関するものにするのがオススメです。 

SNSで公言するのもいいかもしれませんね! 

アイテムを活用する。 

ジムのような、バーベル、ダンベルやベンチ台にマシンといった大層な物ではなくとも、自宅で活用できるアイテムは沢山あります。 

それを使うことでトレーニングのバリエーションは増えますので、マンネリ防止にもなり ますしトレーニング効果も上げることができます。 

オススメのアイテムは腹筋ローラー、軽いダンベル(15㎏程)、トレーニングチュー ブ、バランスボールです。 

ダンベルは余裕があればもう少し重たいものを用意してもいいですね。 

以上の3つが続けるためのコツです。 

最後に 

トレーニングは見た目を変えるといった効果だけではなく、健康的な身体を作るうえでも重要な要素となります。 

見た目や体重だけに固執してしまい健康面などを見失いがちですが、長く気楽に続けて身体作りと健康作りの両面で成果を出していきましょう! 

トレーニング初心者は『トレーニングの5原則』を理解しよう!

トレーニングを始めたての人がただ闇雲に努力したとしても思うように成果が出ない場合や、効率的ではない場合があります。 

そもそもトレーニングには5つの原則が存在します。 

まずはこのトレーニングの原則を理解してからトレーニングプログラムを取り入れることをオススメします。 

私もそうでしたが最初にトレーニングの原則とは何なのかを理解できていない時がありました。 

今回はそんなトレーニングを始めたての人やこれから始めようとされている人に向けて『トレーニングの5原則について解説していきます。 

原則とは 

そもそも原則とは何でしょうか? 

「例外を除く多くの場合に適用される基本的なきまり、法則。」 

とあります。 

すなわちトレーニングには5つの基本的なきまりや法則があるという事ですね 

ではその5つを解説していきます。 

 トレーニングの5原則 

トレーニングの5原則とは 

  • 全面性の法則 
  • 漸進性の法則 
  • 個別性の法則 
  • 反復性の法則 
  • 意識性の法則 

この5つです。 

では、一つずつ解説していきますね。 

【全面性の法則】 

トレーニングの際にはあらゆる面でバランスよくトレーニングを行う。 

例えば上半身ばかり鍛えて下半身は全く鍛えない。 

これは全面性の法則からは外れてしまいます。 

筋トレだけではなく有酸素運動や柔軟性も全面性に含まれます。 

「トレーニングはバランスよく。」が大事!という事ですね。 

【漸進性の法則】 

体力(筋力)向上にともなって負荷も徐々に上げていく。 

筋力が向上しているにもかかわらず、ずっと同じ負荷(重量や回数など)でトレーニングをしていてもそれ以上の変化が出ないという事です。 

トレーニングに余裕が出れば負荷を少しずつ増やす事で身体は更に成長させる事ができますので、できる限り以前の自分を超えられるように目標を設定しましょう。 

『漸進』とは段階を追って少しずつという意味です。 

【個別性の法則】 

体力や筋力などには個人差(気温などの周りの環境も含む)があるので、年齢、性別、習慣などに合わせた負荷設定を行う。 

文字を見れば当たり前のことを書いているようですが、意外に筋トレ初心者の人が外してしまいがちなポイントです。 

例えば、筋トレ初心者の人が筋トレ上級者のトレーニング方法や重量をいきなり真似て行うなどは結構あるあるだと思います。 

もちろん真似る事が絶対にダメというわけではありませんが、初心者には初心者に合ったベーシックなトレーニングが存在するので、基本に則ったトレーニングを行うようにしましょう。 

【反復性の法則】 

トレーニングは継続して行う必要がある。 

1回だけのトレーニングでは成果が表れるという事はないのです。 

何度も反復してトレーニングすることで身体が変化するなどの成果が表れてきます。 

成果を出すためには継続してトレーニングをしていきましょう。 

トレーニングを習慣化してしまえばこの法則はクリアですね! 

【意識性の法則】 

『トレーニングの目的や意味などを意識して行う。』 

例えば腕を太くしたいから上腕二頭筋(力こぶ)を鍛えるためにアームカールを行う。 

こういった風に目的や意味を理解して意識する事がトレーニングの効果をあげる上で重要です。 

関節の動きや筋肉の作用を理解する事でさらに意識性が深まりますので、それぞれのトレーニングの動きや筋肉の働きを勉強する事は非常にオススメです。 

最後に 

書いてあることはどれも当たり前のことだとは思うのですが、ケガのリスクや効果の面からみても初心者の人ほどこのトレーニングの5原則に沿ってトレーニングをして頂ければと思います。 

ただ、原則の意味に「例外を除いて」とありますので、特別な事情や状況であればその状況に合わせていただく様にしてください。 

ぜひ一緒にこの5原則を理解しながらトレーニングを頑張っていきましょう! 

スポーツクラブ初心者のためのウェア選び

皆さんジムには通っていますか?

既に通っているという方も多いかもしれませんね。

初めてジムに通う方にとって気になるのがウェア選びですよね。

動きやすい方が良いんだろうけどその他に注意した方がいい事ってあるのかな?

今回はそんな方に向けて適切なウェア選びのポイントをお伝えしていこうと思います。

まずはジムで運動するためには機能性が良くなくてはいけません。

たまにジーンズのままトレーニングをされている方がおられますが、そのような硬く、丈が長い物は動きに制限がかかりダンベルを落としたり、つまずく原因にもなりますので控えましょう。

トレーニングは体をダイナミックに使う事もあり、自分の体にフィットしているものを選ぶのがオススメです。

小さすぎると体に余計な負荷を掛けてしまったり、大きすぎても動きが悪くなってしまうのでジャストサイズを選びましょう。

通気性に関しては、風がよく通るようなものを選びましょう。

熱がこもってしまうような素材は避けたいですね。

ここからはおすすめのウェアについてトップス編とボトムス編に分けて説明していきます。

トップス編

Tシャツ

これは男女ともに一番気軽に選べるウェアですね。

Tシャツならほとんどの方が持っているのではないでしょうか。

黒や紺色のTシャツであれば汗染みも目立ちにくいためオススメです。

初心者の方はぜひTシャツからチャレンジしましょう!

タンクトップ

これはジムに通いたての方は少し抵抗があるかもしれませんが、とてもオススメです。通気性はナンバー1なので汗でウェアが蒸れにくく、快適に動くことができます。

また体のラインがしっかり見えるので自分の体の変化や筋肉の動きが分かりやすく、モチベーションアップにも効果的。

コンプレッションウェア(男性用)

コンプレッションとは圧迫するという意味で、体を少し締め付けるようなウェアの事です。

俗にいうピチピチのウェアです。素材自体は伸縮性があり、伸び縮みするので動きを制限することはありません。体を包み込むように締め付けることによって筋肉の働きをサポートし、安定性を得ることができます。

スポーツブラ(女性用)

女性の場合は通常のブラよりもスポーツブラがオススメです。

しっかりと胸をホールドしてくれるため、動きやすさがアップします。

特にランニングなどを行う際は是非とも活用しましょう。

ボトムス編

ハーフパンツ

ハーフパンツは丈が膝か少し下あたりを目安に選ぶと問題ないかと思います。

最近は短めの丈が流行ですが少し長め、ゆったりしたものを選んでおいた方がストレス無く運動を行えるためオススメです。試着段階で1度スクワットをしてみるのも良いかもしれませんね。

スエットパンツ

ハーフパンツは脚が出るためはずかしい、寒いという方もおられると思います。

そんな方はスエットパンツがオススメです。伸縮性も良く保温性もあるため冬の寒い時期などに良いですね。

レギンス

伸縮性のある素材で筋肉を適度に締め付けることにより、コンプレッションのように筋肉の保護、疲労を溜めにくくする効果があります。

体のラインがしっかり見えるため筋肉をより意識しやすくなります。

以上がジムでのウェア選びのポイントでした。

個人的にはTシャツは男女ともに初心者から上級者まで使えて1番便利かと思います。

自分の体のラインがしっかり見えるタンクトップ、コンプレッション、スポブラは筋肉の動きを意識しやすくトレーニングに慣れてきたらそちらの方が個人的にはオススメです。

最近ではオシャレなデザインのタンクトップやスポブラ、レギンスが流行で海外でも着用されている方が多いかと思います。

是非、思い切ってボディラインが分かりやすい服装にチャレンジしてみるのも良いですね。

どんどん変わっていく自分の体を楽しんでトレーニングを楽しんでいきましょう!

そして自分の理想の体に近づくにはタンパク質の摂取が不可欠です。

トレーニングをしっかりとされている方であれば1日あたり体重の1.5〜2倍は摂取していきましょう。

しかし普段の食べ物だけで摂取するのは難しいのが現実。

また牛肉や卵などは脂質も多くなり、余計なカロリーを取りすぎて無駄な脂肪を増やしてしまう事にもなりかねません。

そんな方にオススメなのがプロテインです。

プロテインといえばムキムキの方が飲むイメージがあるかもしれませんが、実はトレーニング初心者や運動不足の方にこそしっかり飲んで欲しいものです。

個人的オススメプロテインはビーレジェンド・パッションフルーツです。

プロテインとは思えない程スッキリしていて、ジュースのような飲みやすさなので、是非飲んでいただきたいですね!

プッシュアップ4種のバリエーション

胸に効かせるトレーニング種目はたくさんあります。ベンチプレスやダンベルフライ、チェストプレス、ケーブルクロスオーバー等々。そのほとんどがマシンやダンベルといった器具を必要とするものです。

ただ、日々の生活の中でどうしてもジムに行くことが出来ない日もあります。

そんな時に胸の筋肉にしっかり刺激を入れられるのがプッシュアップ(腕立て伏せ)です。

器具を使わずに自分の体重だけで胸を鍛える事が出来る唯一のトレーニングで、体づくりの基本的な種目のプッシュアップですが、プッシュアップにも様々な種類があるのはご存知でしょうか?

基本の動作に少し変化を加えるだけで、筋肉に新たな刺激を与える事が出来ます。

ここでは4種類のプッシュアップのバリエーションをご紹介したいと思います。

足上げ腕立て伏せ(デクラインプッシュアップ)

一番シンプルなプッシュアップのバリエーションです。大胸筋上部の筋肉は繊維が斜め縦方向に走っていて、腕を斜め上に押し出す動作をした時に使われますが、足上げ腕立て伏せはその軌道に沿って動くため、大胸筋上部により刺激を入れられます。

  1. 両足をベンチ台もしくはボックスについてプッシュアップのポジションになります。手は肩の真下にくる様にしましょう。
  2. 肘を曲げてゆっくり身体を下ろしていきます。
  3. 顔が床につく寸前まで下ろしたら力強く押し戻します。

 

ポイント

  • 常に腹筋に力を入れておき、腰が落ちてしまわない様に気を付けましょう。
  • 肘は横に曲げるのでなく、体幹部と前腕が45度以下になる様にします。

クローズハンドプッシュアップ

基本のプッシュアップと違い、肘を横に開かないので上腕三頭筋により刺激が入ります。

上腕三頭筋が重点的に鍛えられるため、胸の強化よりも腕を強化する方法と考える様にするといいでしょう。

  1. 基本のプッシュアップよりも手の位置を前にして、顔の下につきます。
  2. 脇を締めて、肘が横でなく後ろを向くようにしましょう。
  3. 肘を曲げて腕を下ろしていきます。
  4. 肘が床に付いたら押し上げて腕を伸ばします。

ポイント

  • 脇はずっと締めておきましょう。
  • 体幹が崩れない様に腹筋に力を入れておきます。

ワンハンドプッシュアップ

上級レベルのトレーニングで強度は高いですが、上体の筋力のアンバランスさが顕著に出るのでそれを改善することが出来ます。

  1. 基本のプッシュアップのポジションから脚を大きく広げます。
  2. 片手を床から離し、背中にまわします。
  3. ゆっくり体を下ろしていきます。
  4. 可能な範囲まで下ろしたら押し上げて肘を完全に伸ばします。

ポイント

  • 脚を大きく開いて行いましょう。
  • 高強度な自重トレーニングなので、筋力的に余裕がない方は基本のプッシュアップから行ってください。

クラッピング(手叩き)プッシュアップ

これも上級レベルのトレーニングですが、パワーや爆発的な力を強化できるトレーニングです。

  1. 基本のプッシュアップのポジションになります。
  2. ゆっくり体を下ろしていきます。
  3. 胸が床に触れたら、勢いをつけて手が床から離れるほど身体を押し上げます。
  4. 空中で手を叩いてから体を下ろし、手を床に付けます。

ポイント

  • 動作中は身体が一直線になる様に姿勢を保ちます。
  • 衝撃を胸で吸収出来るように着地直後から肘を曲げましょう。

いかがでしょうか?

上記の色んなバリエーションを駆使しながらジムに行けない日でもプッシュアップで大胸筋や上腕三頭筋、三角筋を鍛えましょう!

肩と広背筋を鍛える大きい肩と広い背中作り方

服の上からでも分かる筋肉の付いた身体、魅力的に感じませんか?

特に、スーツや体にフィットしたセーターを着こなせていると異性からも同性からも一目置かれそうですよね。

今日はそんな体になるために必要な上半身、特に肩と背中のトレーニングを紹介します。

チンニング(懸垂)

背中の中でも大きい筋肉の広背筋を鍛えるこの種目は、効果が出てくると背中が見事に逆三角形の形になります。

スーツを着ていても分かる大きな背中を手に入れましょう。

アシストチンニングマシンがある場合はそちらからスタートするといいでしょう。

  1. 肩幅より広めにバーを握りぶら下がります。
  2. 脚を後ろで組むことによって姿勢が安定しやすくなります。
  3. 背中を丸めずに、胸を張ってスタートポジションを作ります。
  4. 背中の力で体を押し上げていき、目の高さがバーを超す程度まで引き上げます。
  5. ゆっくり肘を伸ばして身体を下げていきスタートポジションに戻ります。
  6. これの繰り返しです。

バーベルロウ(ベントオーバーロウ)

こちらも広背筋が鍛えられるので幅の広い逆三角形の背中になりやすい種目です。

また、脊椎をまっすぐ保つために背中の下部の筋肉も使います。これによって姿勢も良くなり、より一層スーツやセーターの着こなしが格好良くなりそうですね。

  1. 足を肩幅に開きます。
  2. 手幅を脚幅よりも少し広く持ちます。
  3. お尻を後ろに引きながら腰を45度ほど曲げます。
  4. 背中が丸まらない様に胸を張ります。
  5. 上体は固めたままバーをお腹に向けて引きます。
  6. この時、バーを持ち上げるのではなく、肘を上げる様な意識で行うと背中を意識しやすくなります。
  7. そのままゆっくり肘を伸ばします。
  8. これの繰り返しです。

※重量によってはベルトやグリップをつけて行いましょう。

ラットプルダウン

広背筋に加えて僧帽筋・大円筋なども鍛えられます。僧帽筋は首から肩甲骨辺りに位置する筋肉で、肩こりや猫背解消に役立ち、また背中に厚みを持たせてくれます。大円筋は脇の下に繋がっている筋肉なので逆三角形の形を整えてくれます。

  1. 肩幅よりも少し広めにバーを持ちます。
  2. この時、親指は巻き込まず、5本の指は揃えた状態で握りましょう。
  3. 背中は伸ばしたまま自分の胸に向かってバーを引きます。
  4. ゆっくり戻します。
  5. これの繰り返しです。

※バーを握る際に親指を巻き込んでしまうと、背中の筋肉ではなく、腕の筋肉を使ってしまい、背中に効かないので注意が必要です。

ラテラルレイズ(サイドレイズ)

ここからは肩のトレーニングです。

この種目は肩の三角筋を鍛えることが出来、三角筋の中でも真ん中あたりの中部に刺激が入ります。肩周りの筋肉の中でも目に見えて分かりやすい筋肉のため、鍛えれば鍛えるほど、肩に丸みが出て、整った輪郭の上半身になります。

  1. 両手にダンベルを持って軽く肘を曲げます。
  2. 脚は肩幅、上半身は少し前に倒します。
  3. 肘から動かすようにして左右同時に横にあげます。※肘から下と地面が平行になる位の高さまで上げましょう。
  4. ダンベルの重さを感じながらゆっくり下ろします。
  5. これの繰り返しです。※肩に意識を集中させるようにしましょう。

ダンベルシュラッグ

主に僧帽筋が鍛えられます。僧帽筋が鍛えられていると一目でトレーニーと分かります。服の上からでも分かる良い身体作りには必要な筋肉ですね。

  1. 脚幅は肩幅に広げます。
  2. 左右同じ重さのダンベルをぶら下げる様に手で持ちます。
  3. ダンベルの位置は肩からまっすぐ下に下ろしておきます。
  4. 肩を耳に近づける様に上に持ち上げます。
  5. ゆっくり元の位置まで下ろします。
  6. これの繰り返しです。

いかがでしょうか?

上半身のトレーニングにも様々な種目がありますが、服の上からでも分かる鍛えられた身体を作るには上記の様なトレーニングが役に立つかもしれません。

Tシャツはもちろん、スーツやセーターも着こなせる身体を手に入れましょう!

ランジのバリエーションでマンネリ化を防いで筋肉に新しい刺激を

皆様は足のトレーニング時はどんなメニューを組まれていますか?

色んなパターンがあるかと思いますが、トレーニングにある程度馴染みのある方が気を付けたいのが“マンネリ化”ではないでしょうか。

筋肉を鍛える上で新たな刺激を入れるという事はとても重要です。

筋肉が大きくなるのは筋肉が新鮮な刺激を受ける時なので、いつもと同じメニューで何も変えずにずっと続けていても、筋肉が慣れてしまって効果が出にくいのです。

そこで今日は下半身トレーニングの一つ、「ランジ」のバリエーションをいくつかご紹介させて頂こうと思います。

ランジはトレーニングの中でも下半身を効率よく鍛えられる種目のひとつで、バリエーションによっては脚の筋量や筋力アップにとても有効です。

また、下半身のトレーニングといえば、スクワットやデッドリフトも効果的ですが、それらはどうしても扱う重量が重く、高負荷になってしまいます。それに比べるとランジ種目ではそこまでの負荷をかけないので、膝や股関節といった関節の負担が軽減されます。

それでは早速色んなバリエーションを見ていきましょう。

①ランジ

ノーマルなランジトレーニングです。

主に大腿四頭筋、大殿筋、ハムストリングスなどの下半身の大筋群を鍛える事が出来ます。

ボディラインが引き締まるのはもちろん、歩く、走る、といった日常動作も行いやすくなります。

フロントランジなら踏み込む足に重心がかかるため、大腿四頭筋が発達しやすいのに対し、バックランジの場合は後ろに足を引くのでハムストリングスや大殿筋への刺激も強いです。

  • 足を肩幅くらいに開き、手は腰か頭の後ろで組みます。
  • 背筋を伸ばして体幹を固めたまま片脚を一歩前もしくは後ろに踏み出します。
  • 後ろになっている方の足の膝が地面につくギリギリまで腰を下ろします。
  • ゆっくりスタートポジションに戻ります。

②クロスランジ

通常のランジと比べるとお尻の中殿筋も効果的に鍛えることが出来ます。

中殿筋は股関節を安定させて正しい姿勢の補助をしてくれる筋肉です。

また、女性の方にはヒップアップも期待できます。

  • 左右それぞれの手にダンベルなどのウエイトを持ち、腕は体側に下ろします。
  • 肩幅のスタンスで立ち、片足を軸足側の斜め後ろに引きます。
  • そのまま足がクロスした状態で腰を下ろしていき、後ろの足が軽く床についたらかかとで地面を押して立ち上がってきます。
  • 反対の足でも同じことを行い、左右交互に繰り返しましょう。

※軸足をしっかり曲げて、軸足側のお尻が伸びていることを意識しましょう。

※上体が前に倒れない様に気を付けます。

15回×3セット出来る重量で行いましょう。

③ジャンピングランジ

非常に強度の高いトレーニングなので、腰や膝に痛みがある方は控えておきましょう。

爆発的な力を要するので、代謝を強力に高めることができ、HIIT(高強度インターバルトレーニング)に適しています。

  • ランジの状態になり、片足を前、反対の足は後ろに引いて曲げている形を作ります。
  • 両足を曲げて後ろの膝が床に触れる直前まで腰を下ろします。
  • そこから勢いよく膝を伸ばしながら跳び上がり、空中で足を入れ替えます。
  • スタートポジションと反対の足になっている状態でそっと着地します。
  • 間を挟まずに、すぐにまた同じことを繰り返し連続で5回跳びます。
  • 着地は柔らかくする様に気を付けましょう。

④オーバーヘッドランジ

頭の上でウエイトを支えながら行うランジです。

頭の上から重さがかかっている分、肩や腕、背筋も併せて鍛えられます。

また、体を安定させるために体幹も使うので一石二鳥のトレーニングです。

  • 肩幅に足を開き、腕をまっすぐ伸ばして頭上にウエイトを持ちます。
  • そのまま片足を前に踏み出してバックランジを行います。
  • 前の足の太ももが床に平行になったら、軸足のかかとで地面を蹴って押し上げます。
  • 反対側の足も同じようにして左右交互に繰り返します。

※フロントランジでも構いません。

10回×3セット行いましょう。

⑤サイドランジ

このトレーニングは内ももの内転筋群やお尻の殿筋群が効果的に鍛えられます。

また、大腿四頭筋(太もも)の筋肉は、通常のランジやこれまで紹介してきたランジとはまた違った角度から筋肉に刺激を入れる事が出来ます。

  • ダンベルを体側に持ち、足を左右に大きく広げて立ちます。
  • どちらかの足の方に重心を移動させていき、膝が90度に曲がるくらいまで倒します。
  • 重心を移動させていく時は、膝がつま先よりも前に出ない様に気を付けましょう。
  • 胸は常に張ったまま行います。
  • 重心がかかっている方の足のかかとで地面を押し、元の位置まで戻ります。
  • 次は反対の方に重心をかけて同じことを10回×3セット繰り返します。

いかがでしょうか?

マンネリを防いで筋肉に新しい刺激を入れ、ますます効率のいいトレーニングを行いましょう!

スクワットで大腿四頭筋を効果的に鍛える方法

スクワットがトレーニングの王様と呼ばれているのは皆様ご存知でしょうか?

王様と呼ばれるほどのトレーニングの基本種目であり、奥が深いスクワットですが、「なんだかしっくりこない…」「本当にこれで合っているのか?」と感じられている方にスクワットのノウハウをご紹介させて頂きます。

そもそもスクワットで鍛えられる部位は?

スクワットにも様々な種類があるので、それぞれ効く部位は変わってきますが、メインに鍛えられる部位は大腿四頭筋(太もも)とハムストリングス(太もも裏)と大殿筋(お尻)の筋肉です。

大腿四頭筋は身体の中でも一番大きな体積を持つ筋肉です。その次がお尻の大殿筋、といった様に身体の大きな筋肉に一度に刺激を与えられるのがスクワットです。

大きな筋肉を一度に使うという事は、もちろんかなりのカロリーを消費するので、脂肪燃焼にも繋がりやすいトレーニングです。

スクワットのコツ・ノウハウ

それでは本題に入りましょう。

様々なスクワットの成果を最大限にあげるためにはどんな工夫をすればいいでしょうか。

①脚の幅や位置を使い分ける。

鍛えたい場所によって脚幅を使い分ける事をおススメします。

例えば足を太くしたくて大腿四頭筋をメインに鍛えたければ脚幅を狭めにします。そうする事で大腿四頭筋の外側の部位に刺激を入れられます。また、内転筋群を発達させたい場合は相撲スクワットのように脚幅を広くされるとより効果的です。

②頭の位置をまっすぐに

よくスクワットの動作中に下を向いてしまう方を見かけますが、下を見てしまうと頸椎が曲がってしまって椎間板に負担がかかります。

ケガの原因にもなり得るので、下を向かずに視線はまっすぐに保ちましょう。

③負荷をかけすぎない

重量が上がっていく事はトレーニーにとってうれしい事ですが、フォームが乱れてしまう程の重すぎる重量は扱わない様に気を付けましょう。まずは軽めの重量でしっかり正しいフォームを身に着けてから徐々に増やしていく事が一番の近道です。

④深くしゃがみましょう

ある程度の重量を扱うようになってきたら、どうしてもしゃがむ深さが浅くなってしまいます。ただ、大腿四頭筋にしっかり刺激を入れるには浅くても太ももが床と平行になる位置まで腰を下ろすことが大事です。

⑤インターバルの時間に変化をつける

基本は2~3分間のインターバルで筋肉は休ませることが出来ますが、たまにはそのインターバルの時間を変えてみるのも一つです。

セット間の休憩を1分や30秒に縮めると乳酸が生成されやすくなり、成長ホルモンの分泌を促してくれます。

⑥ウエイトベルトを使用する

ウエイトベルトを着けることで腹圧が高まります。

腹圧とは「人間のお腹の中にある腹腔と呼ばれる内臓が収まる空間内の圧力」です。腹圧が弱いと、腰が不安定になって腰痛になってしまったり、ギックリ腰に繋がります。

腹圧を高めることで体幹部の安定性を高める事が可能です。

⑦ニースリーブを使う

ニースリーブを使うとより重たい重量を扱う事が出来る様になります。ニースリーブに良いイメージをお持ちでない方もおられるかもしれませんが、研究によってニースリーブを使用しても筋肉の成長が妨げられる事はないという結果も出ています。

ただし、膝関節に痛みや問題を抱えている方は、ニースリーブの使用によって多少のフォームのズレが出てしまい、逆に膝を痛めてしまう可能性もあるので、なるべく控えましょう。

いかがでしょうか?

スクワットがあまりしっくり来てないな…

最近重量の記録が更新出来なくなってきたな…

理想の足の形にはなかなかならないな…

といった経験がある方はぜひ参考にされてみてください!

身体づくりのプランニング

皆様は身体を作っていきたいと考えた時に、どう進めていくか計画を立てられますか?

理想に少しでも近づける様に目標は立てたものの、達成できずに終わってしまったという方もおられるかもしれません。

目標達成するにはトレーニングだけでなく、成果をあげていくための計画が必要です。

今日はその計画の立て方のポイントをいくつかご紹介させて頂きます。

具体的な目標を決める

まずは自分が「こうなりたい」と望む身体を考えましょう。

芸能人やモデルの〇〇さんの様な体型になりたい、身体のこの部位をもっと細くしたい、太くしたい、など、自分にとって最も大切な目標を明確に決めておきます。

大きすぎる目標ではなく、現実的に達成が可能な目標を設定すると、自信を持ちながら目標に向かって進んでいく事が出来ます。

トレーニングの時間を作る

身体づくりにおいて、目標達成できなかった際にその要因を探ると「時間が取れなかった」という理由の場合が多くあります。

解決策としては、トレーニングを行うことを習慣化する事が大事なポイントになります。習慣を変えることは難しく、様々な困難を伴いますが、新しい習慣を根付けるには週に3~4回トレーニングの時間を設ける必要があります。

その時間は必ず確保し、1回につき最低でも30分はトレーニングを行うようにしましょう。

やる気になれるトレーニングを行う

筋肉をつけて体脂肪を落とす方法はたくさんありますが、その中でも自分が楽しんで行えるトレーニングを選ぶことが重要です。

好きではないトレーニングを無理に行ったとしても続かずに終わってしまいます。

好きで、面白くて、毎日楽しく出来るトレーニングを選ぶことが身体を変えていくキーポイントになります。

パーソナルトレーニングを受ける

雑誌やSNS等で知った情報や身近な人のアドバイスも役に立ちますが、確実に体を変えていくにはパーソナルトレーニングを受けることが一番です。

知識や技能を備えたパーソナルトレーナーに正しいフォームの指導を受けたり、目標や体力に合わせたプログラムを作成してもらうと、より成果を出しやすくなります。

一人の時にありがちな、気が緩んでトレーニングをサボってしまう事も防げます。

スーパーセット種目を入れる

体脂肪を減らして身体を作っていくには、2種目を組み合わせる方法(スーパーセット)で全身を鍛えるトレーニングを行った方が効果的です。

例えばラットプルダウンとショルダープレスを組み合わせて各1セットずつ、休憩を入れずに行います。

ゆっくりトレーニングが出来ない時でも、スーパーセットで行うと休憩の時間が短くなる分、強度を高く保ってトレーニングができ、短時間で効果的に鍛えられます。

多関節種目を行う

複数の筋肉と関節を同時に動かす運動動作のことを多関節種目(コンパウンド種目)といいます。例えばスクワットやデッドリフトなどがその一つです。

単一の筋肉しか動かさない単関節種目(アイソレーション種目)に比べると、多関節種目の方がトレーニング中のエネルギー消費が大きいだけでなく、トレーニングを終えた後も燃焼が続きやすいので、より効果的なトレーニングが行えます。

焦らないで自分のペースで進める

今回こそはトレーニングを続けよう!と決意したものの、半年後には挫折してしまっていた、という経験はないでしょうか?

スタート直後はがむしゃらにトレーニングに励みますが、目に見える成果が出ないと落ち込んでしまってそこで辞めてしまう人が多いのです。

それではどうしたら継続出来るのか、それはほどほどのペースで始め、少しずつ成果を出していく事です。

特にトレーニングを始めたばかりの時は頑張りすぎてしまう傾向がありますが、翌日に筋肉痛がひどすぎて歩く事も難しくなるほど追い込みすぎない様にしましょう。

そして、無理なダイエットやトレーニングは控えて、ゆっくり自分のペースで着実に進んでいく事が成果を出しやすくするカギとなります。

フェイスプルで三角筋をオールアウト!

三角筋のトレーニングって今ブームが来てますよね!

一昔前はそうでもなかったと思うのですが、今や「メロン肩」という言葉が浸透するぐらい大きい肩に憧れる人が増えています。

そんな肩トレの定番種目で「サイドレイズ」や「リアレイズ」がありますが、これがやってみると単純な動きなのに意外と難しい…

難しいと感じる一番の理由が僧帽筋に負荷が乗ってしまい、ターゲットである三角筋中部・後部に上手く効かないという事です。

人間の体は肩を上げる動きをする時に、どうしても補助的に僧帽筋に力が入ってしまう様にできています。

なので三角筋と僧帽筋の力の割合が上手くコントロールできないと僧帽筋ばかりが疲れてしまい、三角筋に効いている実感が得られないという事になります。

「サイドレイズをしていたら首の付け根がだるくなった」なんて経験あるのではないでしょうか?

今回はそんな方にオススメな僧帽筋に効きづらく簡単に三角筋中部・後部に効く種目をご紹介しましょう!

タイトルで既にネタばれですが…「ケーブル・フェイスプル」という種目です!!

ダンベルでもできるのですが、ケーブルの方が特性上負荷が抜けづらくオススメです!

ケーブル・フェイスプルのやり方

  1. プーリーの高さを肩より高い位置※に合わせ、ロープアタッチメントを装着します。
  2. 肩に近いほうが後部に効き、高いほど中部に入りやすくなる。
  3. ロープを握り、手の甲が上を向くまで手首を内旋させます。
  4. まっすぐ立ち手の甲を上に向けた状態で腕を前に伸ばします。幅は肩幅。
  5. 両手に持ったロープを離す様に広げながら、おでこに目掛けて引いていきます。
  6. ポジティブ動作の後半で肩関節を外旋して、掌が前を向くようにします。

 

ポイントは動作の後半に肩関節の外旋をきっちりする事、やってみると分かりますが外旋している・いないでは肩の収縮感が大きく違ってきます。しっかり意識しましょう!

またこの種目でも肩をすくんで動作をすると僧帽筋に負荷が乗ってしまいます。

肩を下げたまま肘を後ろに引くイメージで動作しましょう!

 

自宅で行う場合はチューブでも代用することができます。丈夫な柱などに引っかけてやってみましょう!

自己流で頑張ってはいるものの、肩の成長に伸び悩んでいるという方はぜひ取り入れてみて下さい!

新たな刺激で身体も喜ぶはず!丸みのある大きな「メロン肩」目指してLet`s Try!!