三角筋に新しい負荷を!様々なサイドレイズで三角筋を鍛えよう

「肩幅をつけたいから三角筋(肩の横側の筋肉)の代表種目であるダンベルサイドレイズを行っているが、効きが悪くなってきた」

もしかするとダンベルサイドレイズでは体が負荷のかけ方に慣れてしまい、三角筋が新たな刺激を求めている合図かもしれませんよ。

そこで今回は、三角筋を狙ったサイドレイズのバリエーションを紹介します。

三角筋は、腕を下ろした状態から腕を横にあげていった時に使われる筋肉です。

肩幅を広く見せる三角筋を普段と異なった負荷で鍛えて、丸いメロンの様な三角筋を手に入れましょう。

ケーブルサイドレイズ

ケーブルで三角筋を鍛えるメリットは2つあり、1つ目はどの動作局面でも三角筋から負荷が逃げない点です。

ダンベルを使ったサイドレイズでは、ダンベルを地面方向に戻していった時に、負荷が三角筋から逃げるデメリットがあります。

ケーブルの重さは20回程に設定して、三角筋に燃えつくような感覚を出していきましょう。

ケーブルでサイドレイズを行う2つ目のメリットが、三角筋に対してより強いストレッチ(負荷)が掛けられることです。

筋肉は力をいれた状態で伸ばされる(ネガティブ動作)とより強い負荷がかかり、筋肉を大きくさせるスイッチが入ります。

ダンベルワンハンドサイドレイズ

ダンベルを片方だけ持って行うダンベルワンハンドサイドレイズでは、重たいダンベルを使って行いやすいメリットがあります。

筋肉の大きさは挙げられる重量に比例するので、三角筋を大きくしたい場合は、可能な限り重量を増やす意識を持つのがおすすめです。

また、片側だけの種目実施は両手で行う時と比較して、使われる筋肉が少ないため鍛えたい筋肉に対して意識を集中させやすくなります。

インクラインサイドレイズ

斜めに角度が付いているベンチに横向きになって行うインクラインダンベルサイドレイズは、ケーブルサイドレイズ同様に三角筋に強いストレッチをかけれます。

この種目の最大のメリットは、スタート時点から三角筋に負荷を掛けられるので、筋肉の緊張時間(TUT)を伸ばせることです。TUTが伸びることによって、三角筋へ筋肥大のスイッチが押せます。

プレートサイドレイズ

プレートを持ってサイドレイズを行う場合は、肩から重り(プレート)の重心が離れるので、普段とは違った負荷を三角筋に与えれます。

プレートの隅を持つことにより、より重りの重心を遠くにすることができ負荷を高められます。

ランドマインドサイドレイズ

バーベルの片側を壁などに固定して行うサイドレイズのバリエーションで、バーベルの軌道がダンベルを用いて行う場合と異なるので、三角筋への新しい負荷となり発達を促してくれるでしょう。

バーベルを上げる軌道が斜めになるため、僧帽筋にかかる負担を減らしてダイレクトに三角筋に負荷をかけられるメリットもあります。

バーベルサイドレイズ

ストレートバーやEZバーを片手で持ち、サイドレイズを行います。

ダンベルと比較してバーベルは長いので、バランスをとるために三角筋周りの多くの筋肉が使われるのがメリットです。

体のバランスをとるのが難しいため、バーベルを持っていない手はベンチに置いて体を支えて行うのがおすすめです。

発想を変えて三角筋を鍛えよう

今回ご紹介した種目は、いつもジムで使っている器具を用いて行うサイドレイズ種目が中心となっています。

いつも違う負荷のかけ方を取り入れて、三角筋を鍛えればトレーニングのモチベーション向上にも繋げていきましょう。

堺筋本町のパーソナルトレーニングジムならココ。

アーノルドプレスとは

アーノルドプレスと聞いたことはありますか? 

アーノルドシュワルツェネッガーなら聞いたことありますよね。 

そうです、アーノルドプレスとはアーノルドシュワルツェネッガーがよく行っていたトレーニングと言われていて、その名前が付きました。 

アーノルドプレスとは、肩のトレーニングであるショルダープレスよりも可動域が大きいので、肩への怪我のリスクが比較的避ける事ができ、より三角筋に刺激を入れることが出来る種目です。 

アーノルドプレスは、体の前にダンベルを持つので三角筋前部の作用が大きくなることから、三角筋前部に刺激が入りやすいです。 

アーノルドプレスのやり方とフォーム

  1. ベンチ台を8090度立てましょう 
  2. ベンチ台に座り、両手にダンベルを持って手の平を身体側に向け胸の前で抱えましょう。 
  3. ダンベルを上げる際に、手の平を前に向くように180度手首を回しながら、上げましょう。 
  4. 手首を回した際、肘も一緒に身体の真横にしましょう。 
  5. ゆっくりと肘を伸びきる手前まで真上に上げましょう。 
  6. きた道をゆっくりと戻りましょう。 
  7. 繰り返しです 

アーノルドプレスの注意点

ショルダープレスと違って動作が複雑です。さらに、可動域が大きいので、はじめはショルダープレスと同じ重さを扱う事をオススメしません。 

軽めの重量で反復し、しっかりとしたフォームを見につけましょう。また、三角筋への意識も常に持ちながら、慣れてきたら少しずつ重さを増やしましょう。 

ショルダープレスと同様に立って行うと、バランスを整えるために体幹部も一緒に鍛えられます。しかし、アーノルドプレスは動きが複雑なので、はじめは椅子に座って行う事をオススメします。片腕ずつ行うと三角筋により意識させやすくなります。 

いかがでしたか? 

ショルダープレスに少し飽きた人や肩の新しいトレーニングをしたいという人、もっと肩に刺激が欲しい人は、動きが非常に複雑で難しいですが、効果的に三角筋に効くことができるので、是非チャレンジしてみて下さい。 

目指せ、アーノルドシュワルツェネッガー。 

肩幅を広くする肩トレ サイドレイズ

「Tシャツが似合うようになりたい」「肩幅を広くしたい」そのような人は肩のトレーニングを行いましょう。今回は肩のトレーニングであるサイドレイズを解説します。 

肩を覆っている筋肉の部分を三角筋と呼びます。三角筋は前部、中部、後部と分かれており、サイドレイズは中部を狙ったトレーニングとなります。三角筋中部に直接効かせることが難しく、また肩関節は痛めやすいので綺麗なフォームを身に付けましょう。 

サイドレイズ 

【やり方とフォーム】

  • ダンベル又はチューブを両手に持ちましょう。肩幅に開いた状態で直立します。ダンベルをぶら下げ太ももにダンベルをつけたところがスタートポジションです。 
  • 肩が上がらないように意識しながら、ゆっくりと腕を横に挙げましょう。この時軽く肘を曲げておきましょう。 
  • ダンベルが肩の高さまで上がったら、ゆっくりと持ち上げてきた軌道のまま降ろしましょう。 
  • この動作の繰り返しとなります。 

【注意・】

  • 首に力がすくまないようにしましょう。 

肩甲骨が動いてしまうと三角筋ではなく僧帽筋に刺激が入ってしまって、首がすくんだ状態になってしまいます。肩を下げた状態を保ち、肩甲骨を動かさないようにしましょう。 

重い重量を使用していると僧帽筋まで力が入ってしまうので、思い切って軽い重量に変えてみる事もポイントの一つです。 

  • 勢いを使わない様にしましょう。 

勢いを使ってダンベルを持ち上げると簡単に持ち上がる一方、三角筋への刺激が抜けてしまう事や、肩を痛めてしまう可能性があるのでなるべく避けましょう。 

 【ワンポイント】

サイドレイズを行う際、一度は小指から上げましょうと教わったことはないでしょうか。決して間違いではありません。これは数多くの研究でも小指側を持ち上げてサイドレイズを行うと三角筋中部に刺激が入ると証明されています。 

しかし、重たい重量や軽い重量でも長期間にわたってこの方法でサイドレイズを行っていると肩をねじって行っている為、肩を痛める可能性があります。 

そのねじれを取るためにほんの少し上半身を前傾させることでねじれがなくなります。 

セットの組み方

1215回を目安に3セット組みましょう。 

インターバルは少し短め(3060秒) 

いかがでしたか? 

肩のトレーニングの基本でありフォームが比較的難しいのがサイドレイズです。トレーニングを積み自分なりにアレンジすることで、より効きやすくなるはずです。今回は基本を元に解説しています。 

肩と広背筋を鍛える大きい肩と広い背中作り方

服の上からでも分かる筋肉の付いた身体、魅力的に感じませんか?

特に、スーツや体にフィットしたセーターを着こなせていると異性からも同性からも一目置かれそうですよね。

今日はそんな体になるために必要な上半身、特に肩と背中のトレーニングを紹介します。

チンニング(懸垂)

背中の中でも大きい筋肉の広背筋を鍛えるこの種目は、効果が出てくると背中が見事に逆三角形の形になります。

スーツを着ていても分かる大きな背中を手に入れましょう。

アシストチンニングマシンがある場合はそちらからスタートするといいでしょう。

  1. 肩幅より広めにバーを握りぶら下がります。
  2. 脚を後ろで組むことによって姿勢が安定しやすくなります。
  3. 背中を丸めずに、胸を張ってスタートポジションを作ります。
  4. 背中の力で体を押し上げていき、目の高さがバーを超す程度まで引き上げます。
  5. ゆっくり肘を伸ばして身体を下げていきスタートポジションに戻ります。
  6. これの繰り返しです。

バーベルロウ(ベントオーバーロウ)

こちらも広背筋が鍛えられるので幅の広い逆三角形の背中になりやすい種目です。

また、脊椎をまっすぐ保つために背中の下部の筋肉も使います。これによって姿勢も良くなり、より一層スーツやセーターの着こなしが格好良くなりそうですね。

  1. 足を肩幅に開きます。
  2. 手幅を脚幅よりも少し広く持ちます。
  3. お尻を後ろに引きながら腰を45度ほど曲げます。
  4. 背中が丸まらない様に胸を張ります。
  5. 上体は固めたままバーをお腹に向けて引きます。
  6. この時、バーを持ち上げるのではなく、肘を上げる様な意識で行うと背中を意識しやすくなります。
  7. そのままゆっくり肘を伸ばします。
  8. これの繰り返しです。

※重量によってはベルトやグリップをつけて行いましょう。

ラットプルダウン

広背筋に加えて僧帽筋・大円筋なども鍛えられます。僧帽筋は首から肩甲骨辺りに位置する筋肉で、肩こりや猫背解消に役立ち、また背中に厚みを持たせてくれます。大円筋は脇の下に繋がっている筋肉なので逆三角形の形を整えてくれます。

  1. 肩幅よりも少し広めにバーを持ちます。
  2. この時、親指は巻き込まず、5本の指は揃えた状態で握りましょう。
  3. 背中は伸ばしたまま自分の胸に向かってバーを引きます。
  4. ゆっくり戻します。
  5. これの繰り返しです。

※バーを握る際に親指を巻き込んでしまうと、背中の筋肉ではなく、腕の筋肉を使ってしまい、背中に効かないので注意が必要です。

ラテラルレイズ(サイドレイズ)

ここからは肩のトレーニングです。

この種目は肩の三角筋を鍛えることが出来、三角筋の中でも真ん中あたりの中部に刺激が入ります。肩周りの筋肉の中でも目に見えて分かりやすい筋肉のため、鍛えれば鍛えるほど、肩に丸みが出て、整った輪郭の上半身になります。

  1. 両手にダンベルを持って軽く肘を曲げます。
  2. 脚は肩幅、上半身は少し前に倒します。
  3. 肘から動かすようにして左右同時に横にあげます。※肘から下と地面が平行になる位の高さまで上げましょう。
  4. ダンベルの重さを感じながらゆっくり下ろします。
  5. これの繰り返しです。※肩に意識を集中させるようにしましょう。

ダンベルシュラッグ

主に僧帽筋が鍛えられます。僧帽筋が鍛えられていると一目でトレーニーと分かります。服の上からでも分かる良い身体作りには必要な筋肉ですね。

  1. 脚幅は肩幅に広げます。
  2. 左右同じ重さのダンベルをぶら下げる様に手で持ちます。
  3. ダンベルの位置は肩からまっすぐ下に下ろしておきます。
  4. 肩を耳に近づける様に上に持ち上げます。
  5. ゆっくり元の位置まで下ろします。
  6. これの繰り返しです。

いかがでしょうか?

上半身のトレーニングにも様々な種目がありますが、服の上からでも分かる鍛えられた身体を作るには上記の様なトレーニングが役に立つかもしれません。

Tシャツはもちろん、スーツやセーターも着こなせる身体を手に入れましょう!

フェイスプルで三角筋をオールアウト!

三角筋のトレーニングって今ブームが来てますよね!

一昔前はそうでもなかったと思うのですが、今や「メロン肩」という言葉が浸透するぐらい大きい肩に憧れる人が増えています。

そんな肩トレの定番種目で「サイドレイズ」や「リアレイズ」がありますが、これがやってみると単純な動きなのに意外と難しい…

難しいと感じる一番の理由が僧帽筋に負荷が乗ってしまい、ターゲットである三角筋中部・後部に上手く効かないという事です。

人間の体は肩を上げる動きをする時に、どうしても補助的に僧帽筋に力が入ってしまう様にできています。

なので三角筋と僧帽筋の力の割合が上手くコントロールできないと僧帽筋ばかりが疲れてしまい、三角筋に効いている実感が得られないという事になります。

「サイドレイズをしていたら首の付け根がだるくなった」なんて経験あるのではないでしょうか?

今回はそんな方にオススメな僧帽筋に効きづらく簡単に三角筋中部・後部に効く種目をご紹介しましょう!

タイトルで既にネタばれですが…「ケーブル・フェイスプル」という種目です!!

ダンベルでもできるのですが、ケーブルの方が特性上負荷が抜けづらくオススメです!

ケーブル・フェイスプルのやり方

  1. プーリーの高さを肩より高い位置※に合わせ、ロープアタッチメントを装着します。
  2. 肩に近いほうが後部に効き、高いほど中部に入りやすくなる。
  3. ロープを握り、手の甲が上を向くまで手首を内旋させます。
  4. まっすぐ立ち手の甲を上に向けた状態で腕を前に伸ばします。幅は肩幅。
  5. 両手に持ったロープを離す様に広げながら、おでこに目掛けて引いていきます。
  6. ポジティブ動作の後半で肩関節を外旋して、掌が前を向くようにします。

 

ポイントは動作の後半に肩関節の外旋をきっちりする事、やってみると分かりますが外旋している・いないでは肩の収縮感が大きく違ってきます。しっかり意識しましょう!

またこの種目でも肩をすくんで動作をすると僧帽筋に負荷が乗ってしまいます。

肩を下げたまま肘を後ろに引くイメージで動作しましょう!

 

自宅で行う場合はチューブでも代用することができます。丈夫な柱などに引っかけてやってみましょう!

自己流で頑張ってはいるものの、肩の成長に伸び悩んでいるという方はぜひ取り入れてみて下さい!

新たな刺激で身体も喜ぶはず!丸みのある大きな「メロン肩」目指してLet`s Try!!

僧帽筋に効かせないサイドレイズ

ボディメイクの為にトレーニングをしている方で、肩を意識してトレーニングをしている人は多いのではないでしょうか? 

肩のトレーニングで代表的なものといえばショルダープレス系の種目や、ダンベルを使ったフロント・サイド・リアのレイズ種目がすぐに思い浮かびますよね。 

その中でも「ダンベルサイドレイズをすると僧帽筋に力が入って思う様に三角筋に効かない!」という悩みをよく耳にするので、今回は僧帽筋に負荷を乗せない様にするコツをご紹介していこうと思います。 

まず肩トレで僧帽筋に効かせたくないと思っている方に伝えておきたいのが、肩トレほぼどうやっても僧帽筋に力が入ってしまうという事。 

これは解剖学的にそうなっていて、肩甲骨が動く=僧帽筋に力が入っています。 

肩のトレーニングでは肩を上げない訳にはいかないのでどうしても僧帽筋が収縮してしまうのです。 

なのでどうやっても僧帽筋に力が入っていると悩んでいる方は安心してください。 

大切なのは効かせたい三角筋と効かせたくない僧帽筋の比率を限りなく三角筋寄りにするという事です。 

ここからは僧帽筋の比率が大きくなりやすいポイントと改善方法を説明していきます。 

僧帽筋に効かせないために 

1.肩をすくめずに動作する 

まず基本になりますが、僧帽筋は肩をすくめる筋肉です。 

サイドレイズのフォームを正面から見て、肩が上がりながらダンベルを持ち上げていれば僧帽筋の比率は高くなっているとみて間違いないでしょう。 

鏡の前で動作するなどして上がり加減を確認し、できる限り肩が上がらない様に動作する意識を持ちましょう。 

2.ダンベルは中指、薬指、小指で握る 

ダンベルを握る時に親指と人差し指に力を入れすぎると、連動して僧帽筋に力が入ってしまいやすくなります。ダンベルを握る際は中指、薬指、小指で軽く握るようにしてみて下さい。肩周りの動かしやすさに違いが感じられるはずです。 

ただし親指と人差し指を開いてしまうとダンベル落下の危険があるので、あくまでも5本の指で保持しながら小指寄りに力を入れて持つようにしましょう。 

3.腕の角度は肩甲骨面に合わせる 

この場合の腕の角度というのは上から見下ろした場合です。 

肩甲骨は上から見ると体に対して平行についているのではなく、少し外向きに傾いています。その角度がおよそ30°と言われており、腕も30°に合わせることで僧帽筋に力が入りにくい角度で動作ができます。 

名前にサイドとついているので体の真横で動作する様に思いますが、僧帽筋に力を入れない為には「体に対して少し前で上下させる」という事を覚えておいてください。 

 4.軌道の意識は内から外 

ダンベルを持つと、どうしても持ち上げようという意識が働いてダンベルが上下の動きになります。 

これだと肩甲骨が連動して持ち上がり結果僧帽筋に効いてしまいやすいフォームとなります。 

イメージは直線の動きではなく、しっかり半円を描くつもりで外に大きく広げる軌道をたどって上げるようにしましょう。 

これだけでもかなり僧帽筋に入りにくくなるはずです。 

5.初動から三角筋に負荷が乗るようにする 

初動とはダンベルの上げ始めの事です。上げ始めの時点で三角筋に負荷をあらかじめ乗せる事で三角筋を優位に使うことができます。 

その方法として2つご紹介します。 

①インクラインベンチを利用する

インクラインベンチに横向きにもたれてサイドレイズを行う方法です。 

これだと上げ始めらか重力が加わるので、ダンベルの動き出しから三角筋に強い負荷を与える事ができます。 

②チューブを利用する 

チューブの真ん中を足で踏み、両端とダンベルを一緒に持ち上げサイドレイズをします。 

チューブだとゴムの弾性により常に引っ張られるので初動から負荷をかけれる事と、4⃣にあった外への軌道に無意識で修正できるというメリットがあります。 

また引けば引くほどゴムの弾性は強くなるので、軽い重量でもしっかり効かせることができ「効き」と「安全性」の両立ができるのも良いところです。 

三角筋は肩関節の動きが自由な分、フォームが定まっていないと思うような効きが感じられない難しい部位です。 

今回ご紹介したコツを抑えて、上手く三角筋に効くフォームを習得してください。 

メロン肩目指して頑張りましょう! 

メロン肩を目指す方法

「メロン肩」 メロンのような大きさで、絞りによって生まれた血管やストリエーションがまるでメロンの網目の様に見える様子からついた言葉です。 

フィジーク選手に求められる身体で特に重要なのがそのメロンのような肩です。 

トレーニングをされている方で目標にされている方は多いのではないでしょうか。 

メロン肩を目指すには、三角筋にしっかり負荷をかけて鍛えていく必要があるのですが、やはり疲労やダメージは蓄積していきます。 

昨今のメロン肩ブームで肩のトレーニングの比率は上がってきているかと思います。 

しかしその肩という部位はすごくけがをしやすい部位なのです。

そして腕、胸、背中といった多くの筋肉の付着部分肩周りに集まっています。つまり肩の筋肉をけがしてしまうと、他の部位にまで影響が出てしまうのです。 

そうなる前にも肩がどういった部位なのかということをしっかりと理解し、けがを予防することが重要です。 

まずは肩関節を少し説明していきます。難しいですが、理解しておくことで、けがの予防はもちろん、トレーニングの質が上がり、肩メロンに近づくこともできるのです。 

肩というのは、実は5つの関節から成り立っている部位なのです。多くの関節から成り立っている分、腕を回したり自由度が高い動きが成り立つのですがその反面壊れやすいという部位なのです。 

肩の痛みには他にも原因はあり得るので、これが原因と言い切るのは間違っている可能性もある。鍵盤損傷・骨棘・三角筋の怪我でも肩の痛みは起こりえる。 

肩の痛みの原因の一つにインピンジメント症候群というものがあります。これは肩関節の組織が骨に挟み込まれることが原因で発生する痛みです。 

原因は様々ありますが、身体の動きが不適切であったりということが挙げられます。

トレーニング時だとショルダープレスやサイドレイズの時に痛みが発生することが多いです

また野球肩といって、野球選手が肩を痛める原因もこのインピンジメント症候群がほとんどです。

投球動作を繰り返すスポーツ、アメリカンフットボールやテニスなどのスポーツでも見られる症状です。 

簡単にこのインピンジメントが起こる仕組み

腕の骨(上腕骨)の端には大結節といって肩にはまる隆起があります。

腕を内にひねった状態(内旋)で上にあげると、この大結節が肩の骨と近づくことでインピンジメントが起こりやすくなります。

つまり、普段の姿勢が猫背で肩が前に出ている状態、腕を内にひねった状態に近い人ほどけがをしやすいということです。 

サイドレイズをする際、どのような意識でしますか?ひじから上げるということを意識しませんか?肘を上げるというのは、腕が内側にひねられた状態になります。

実はそのサイドレイズがけがの原因になっているのかもしれないのです。 

ではどうすればけがを予防することできるのでしょうか。 

身体がそれぞれ正しい動きをしていないことが原因で痛みが発生します。 

例えば、腕を横から上げる動作(外転)では、腕を耳の横まで持っていくと180度上がった状態になります。

実はその状態というのは、腕(肩甲上腕関節)が180度動いているのではく、肩甲骨(肩甲胸郭関節)も一緒に動いているのです。

腕120度、肩甲骨(肩甲胸郭関節)60度という2:1の割合で動いていて、これを肩甲上腕リズムと呼びます。

この時に重要なのが肩甲骨を動かすこと。仮に肩甲骨の動きが悪く、50度しか動かなければ、他の筋肉が残りの10度分無理やりに動かなければいけないのです。

本来は動く必要のない筋肉なので負担は大きくなります。 

つまり肩甲骨を動かすことがうまくできていなければ肩の筋肉に負担がかかりけがに繋がるということです 

そしてその肩甲骨を動かすうえで重要なのが前鋸筋と呼ばれるあばら骨付近にある筋肉です。

腕を正しく動かすためにはこの筋肉を動かして肩甲骨を動かすこと(上方回旋)が重要なのです。 

身体を正しく動かす。 

これがけがをしないためには1番重要なことです。 

そのためにはしっかりとストレッチをし、柔軟性を保つことが大事です。 

簡単なストレッチ方法

1.肩甲骨の間の筋肉のストレッチ 

僧帽筋の中部や菱形筋といった肩甲骨の間に位置する筋肉をしっかりとほぐすことによって肩甲骨の動きがよくなります。 

右手で左肩をつかみ、右ひじを左足の付け根につけるイメージで体を丸めていきます 

 2.腕を外にひねる動き(外旋)をする筋肉のストレッチ 

肩の後ろの筋肉は、固くなりやすい部位なのでしっかりとほぐす必要がある。 

右の手の甲をわき腹にあて、左手で肘をつかみます。そのまま前にゆっくりと動かします。 

痛みがある場合は無理をせず慎重におこなってください。 

 3.腕を内にひねる動き(内旋)をする筋肉のストレッチ 

この部分が緊張していると猫背にもつながるのでしっかりとほぐしておく必要がある 

壁の正面に向かって立ち、肘を体につけたまま片手を壁につき、手肘体が一直線になるように体をひねっていきます。反対の手で腕を抑えると固定されやりやすくなります。 

肩への負担が大きいので固い方は無理のない範囲でおこなってください。 

4.胸の筋肉のストレッチ 

ここが固いと猫背の大きな原因となります。 

③のストレッチのようにするのですが、今回は肘は固定せず、手を肩の高さまで上げておこないます。このストレッチも肩に負担がかかるので無理のない範囲でおこなってください。 

 

それぞれ30秒~1分程度ゆっくりと無理のない範囲でおこなってください。 

では痛みがある場合はトレーニングを続けてもいいのでしょうか 

痛みが発生する原因は先に述べた通り、体をうまく使えていないことが原因可能性もあります 

ここを放置していて原因が改善されない限りはいつまでたってもけがを繰り返します。 

多くの人はけがの痛みをなくすことに集中してしまいますが、根本の原因を解決することは忘れがちになってしまいます。 

もちろん痛みを我慢しながらのトレーニングは推奨できませんが、正しい動きができることが1番のけがの予防になるのですから、正しい動きを行うためのアプローチも選択肢にあってもよいかと思います。 

※医師の診断と指導の下に行いましょう。 

扱うのが難しい部位だからこそ鍛えがいもあるのだと思います。 

怪我には注意をして、どでかいメロン肩目指してトレーニング頑張りましょう。